私たちが日本の水道水を安心して飲むことができるのは塩素が用いられているからであり、水道法でも、蛇口時点での遊離残留塩素を0.1mg/ℓ以上保持するよう定められています。

そして、水質管理上留意すべき項目である「水質管理目標設定項目」でも、味やにおいの観点からその目標値が1mg/ℓ以下と設定されています。

塩素濃度が高い場合、カルキ臭と呼ばれる独特なにおいが生じやすくなります。水道水をそのまま飲むときにはもちろん、料理などに使う際にもカルキ臭が気になるというお声をよく聞きます。

水道水中の塩素の量は、原水の水質や浄水処理方法によっても異なりますが、地域によっては、水道水中の塩素の量が多く、カルキ臭が強く感じられることもあるようです。

塩素除去してよりおいしく安心安全な水を使うために浄水システムを設置するご家庭が増えてきています。